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戦いのコツ
このような問題が、「黒先」で出てきた場合
何をして良いかわからない人がいるかもしれないけど
わかる人は多分一瞬にしてわかります
以下は考え方を細かく書きます
①まずは状況判断です
1)石の数はお互いに4個づつ
2)気になる場所が1か所あります それが ここ です
ここでは互いの石が切りあっています
つまり戦いが起きている場所です
「切りあっている」をもう少し細かく説明すると
以下のような状態のことを言います
黒の2個と黒の1個の石、
白の2個と白の1個の石は、連絡していません
②状況判断が終わり、じゃあどうするか
石が切られちゃった場合、
1)切られた石がそれぞれ独立して生きるか
2)切っている相手の石を取ってつながるか
のどちらかが出来たら良いです
今回の場合
「1)切られた石がそれぞれ独立して生きるか」
は、スペース的に無理なため
「2)切っている相手の石を取る」
をすることに決定しました
③相手の石を取る(どの石を取るか)
状況判断が終わり
「石を取る」という方針も決定しました
じゃあ、相手のどの石を取ろうか?
相手の石はA(1個)、B(2個)、C(1個)
この中で、黒石はBとCによって切られている(分断されている)
だからAを除外し、BとCに絞ろう
まずBの石ですが
呼吸点が3です
囲まれたら取られる場所を呼吸点とここでは呼びます
Cの石は
呼吸点が2です
石の取り合いは、自分だけが取れるわけでなく
取られるリスクもあるので
自分の石がいくつで取られるかも考えます
自分の石は
どちらの石も、呼吸点2です
ここで石の取り合いの基本ですが
同じ手数なら、先に取りにいくのが勝ち
だから、Cの石を取りにいきます
④相手の石を取る(どうやって取るか)
Cの石は呼吸点2なので
①か②のいずれかに打ちます
ここから少し読みが必要となります
相手はアタリされたら逃げます
その形を想像する必要があります
①からアタリした場合
白は逃げます
その結果、白の呼吸点は3になりました
これでは、黒が呼吸点2なので負けてしまいます
じゃあ、②からアタリをしてみましょう
逃げても呼吸点は2です
このあと②からアタリして取ります
間違っても①からアタリしてはいけません
アタリした瞬間に取られてしまいます
以上。細かく記載しましたが
慣れたら、問題を見た瞬間わかるようになります