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小技集
隅の六目
隅の六目とは
このように
隅に6つのスペースがある場合で
この白石は生きているのかどうか?
白先で生きるのか?
黒先で死ぬのか?
という事です
例えば
白の立場で言えば
この状態で
何もしなくても生きているのなら
他の場所に次の一手を打ちます
逆に黒の立場で言うならば
この状態で
白先でも死んでいるのなら
他の場所に次の手を打ちます
色々なパターンがあるので
順番に
見ていきましょう
1)今回の基本形の場合
結論を先に言えば
白先でも白死にです
白1と下がっても
黒2とハネてから
黒◎と置いて「五目なかて」です
白1ともう片方を下がっても
違う方を黒2とハネで
黒◎と置けば、同様です
白1に対しては
まず黒2と置きます
白3で遮ってきたら
黒4とハネて
白5に対して黒4を守らずに
黒◎と打てば「なかて」で死にです
黒4の石は取られても
「カケ眼」なので
ここを守らずに黒◎と打つのが
大事です
この白1に対しては
黒2と置きます
白3と遮ってきたら
黒4とハネて
黒◎と打てば良いです
前の絵と同様
「なかて」にするために
ひとかたまりで取られるってことが
コツです
白1に対しては
「五目なかて」の中心に黒◎です
この白1に対しては
黒2と置きます
白3に対しては
黒4打ち、黒2とひとかたまりに
取られて「なかて」完成です
2)ハネがある場合
結論を先に言えば
ハネがあっても
白先でも白死にです
白1の下がりに対しては
黒◎と打ちます
白3と取られたら
黒◎と打って
「五目なかて」です
白1に対しては
黒2と打ちます
白3で守ったら
黒4とハネてから
黒◎と打ち「なかて」にします
白1に対しては
黒2と置いて
白3と遮られたら
黒◎と打ちます
白5と打たれたら
白石を取るのでなく
黒◎と
2目にして取られるのが大事です
2目取られたら
また放り込みます
2目の石は取られても
「欠け眼」になるのがミソです
3)両ハネがある場合
結論を先に言えば
両ハネがあっても
白先でも白死にです
白1とつないだ時
黒◎と放り込み
白3と取ったら
黒◎で「なかて」です
白1に対しては
黒2と打ち
白3と守ったら
黒◎と放り込みます
白5で取ったら
黒◎と打ち「なかて」です
白1に対しては
黒2と打ち
白3で守ったら
黒◎と放り込みます
4)片方にサガリがある場合
(パターン1)
下がりがあるパターンは
2パターンありますが
どちらのパターンも
白先生き
黒先死に
です
白先の場合は
白◎で「生き」です
黒先の場合は
黒1とハネて
白2押さえ
黒◎と置いて「死に」です
(パターン2)の方は
こんな感じです
白先の場合
上記の白◎
どちらでも生きです
黒先の場合は
黒1とハネて
白2の押さえに
黒◎と置いて「死に」です
5)両サガリがある場合
これは少し複雑で
3パターンあります
1つめ、外ダメがない場合
2つめ、外ダメが1つの場合
3つめ、外ダメが2つ以上の場合
まず1つめ
外ダメがない場合
結論は
白先生き
黒先死にです
白から打てば
白◎で「生き」です
黒から打てば
黒1と置いて
白2と打たれたら
黒◎で
白は生きがありません
最初に
黒1と置くと
白◎までで
これは「コウ」となります
2つめのパターン
外ダメが1つの場合
これは
白先生き
黒先コウ(一手ヨセコウ)です
白先の場合
これもさっきと
同じで
白◎で「生き」です
黒先の場合は
黒1の置きから
白◎までです
外ダメがない場合は
「コウ」で駄目だったのですが
外ダメが空いている場合は
これが正解です
ちなみに
外ダメが空いていない時の
正解を打つと
黒1から白◎まで
外ダメが空いている事により
白◎が打てて
これで
白生きです
最後のパターン
外ダメが2つ以上
空いている場合は
黒先でも白は「生き」です
黒1から白◎まで
これで「コウ」かと思うと
黒5の後に
白◎と打たれて
黒はどうしようもありません
白生きです
ダメが2つ以上空いていたために
白◎が打てました
この黒1に対しては
ダメ1つ空と同じように
白生きです